栄養と料理紹介

“現代を健康に生きる”『栄養と料理』

~楽しみながら健康につながる、日々の暮らしに役立つ情報をお届けしたい~

小誌の切なる願いは、皆さまに日々の食生活を整えることで健やかな生活を基盤にし、ご自分の好きな分野で最大限の力を発揮して充実した人生を歩んでいただきたいということです。そのために、日々進歩する栄養学や健康情報をわかりやすく表現し、そうした理論を日常生活で実践する方法をご紹介しています。これは創刊以来、揺らぐことのない編集方針です。

野菜を切る音、ジュッという肉を焼く音、漂ってくるにおい……「おなかがすいた!」と、心から幸せを感じる瞬間。実はそんな当たり前の行為がおろそかになっているようです。
赤ちゃんから高齢者まで、食べることはどなたにも共通の行為。栄養素をバランスよく組み合わせていたとしても、カプセル状の食品では健康を支えることはできません。そこに人間が食事を作る意味があります。
食品工業技術や食品流通の発達などで私たちの食生活は豊かになり、苦労をせずに食べ物が獲得できるようになりました。また、脂肪の多い食生活や運動不足が、日本人に組み込まれた倹約遺伝子に反して、肥満や糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を招きました。糖尿病患者数は急増し、医療費も増大してしまったのです。

便利だから、簡単だから、とその行為を人任せにしていては、これらを正すことはできません。今だからこそ、「なにをどれだけ食べたらいいか」を身につけてください。きっと、一生の宝物になります。そして、ある特定の食品で健康になるなどという極端な考え方は、あり得ないということに気づいていただけるはずです。

『栄養と料理』編集長 三保谷智子

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